打ち合わせ等の作業が完了したら、現場の調査を行っていきます。製作する上で製品に不備はないか？情報共有が足りなかった部分はないか？等、じっくりと調査していきます。お客様のご要望を大切にしている谷元工業では、とにかく情報共有を大切にしています。谷元工業で行っている仕事は、1mmでもズレが出たら全てがズレてしまうという、とても慎重に丁寧に進めていかなければいけない仕事です。例えば家を建てている時に「パーツが一つ抜けていた！」となってしまったら大変ですよね。だからこそ、そのような事態が起きてしまわないように全行程で何度も確認し、報告しつつ、現場の状況を踏まえて設計を進めていきます。

現調結果を踏まえて、たたき図面の作製を行っていきます。たたき図面とは、原案や完成形の図面を作製する前段階に、仮として作る図面のことを言います。この時間は項目をしっかりと整理していく作業でもあります。必要な項目を書き出していくことで、お客様の要望を明確に確認することが出来、お客様のご要望をより具体的に叶えることができます。お客様のご要望をより明確にし、それを形にしていくのが谷元工業の仕事です。たたき図面が完成したら、設計に入っていきます。営業から聞いたお客様のご要望を、図面という形で職人に伝えるとても大切な作業です。設計はモノづくりにとって最初のスタートとなります。

図面の作製が完了したら、材料の選定を行います。打ち合わせや現場調査の内容を元に、お客様がどんな環境でその製品を使うのか、お客様の要望はどんなモノなのかをお客様の立場に立って考え、じっくりと材料を選定していきます。材料を選定するといっても、選定する基準はお客様がご要望するデザインだけではありません。お客様が使用する環境に適した材料や製品に合わせ材料等も選定するため、材料に関する知識も必要になってきます。材料選定の際には必要な部材を追加で発注する必要も出てきます。在庫の状況を確認しながら、材料の追加発注もしつつ、作業を円滑に進める準備をしていきます。

図面と材料の選定・発注が完了したら、いよいよモノづくりが始まります。製作した資料や情報を”製作・組立・作業”の方に渡します。この際に、しっかりとお客様のご要望や情報を共有します。正直資料を見ただけでは伝わらないこともある為、お渡しする時にしっかりと話合いをいたします。お客様のご要望によっては、谷元工業では製作が難しいというモノももちろんあります。ですが、谷元工業は「難しいものでも一度はチャレンジする」という気持ちを大切にしている会社です。チャレンジする理由はもちろんお客様に喜んで頂きたいから。お客様に「谷元工業に頼んでよかった」と思って頂きたいからこそ、谷元工業はチャレンジしていきます。

時間になったら退社です。翌日の準備等がある場合もございます。設計・施工管理技士の作業は、半日で全て終わるモノもあれば、丸2日かかるものもあります。ですので「1日で全てやりきらなきゃいけない！」という事はありません。優しい先輩方が丁寧にお教えしますので、1つ1つ一緒に成長していければと思います。仕事だけでは無く、しっかりとプライベートも楽しんでほしいというのが谷元工業の考えです。楽しくしっかりと、一緒に谷元工業で働きましょう！